【第二弾公開】祝殿の結界が本当にお守りしているものとは?
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neten store メールマガジンvol.98
【第二弾公開】祝殿の結界が本当にお守りしているものとは?
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<本日のメルマガトピック>
● 結界が分かれば、祝殿が分かる。
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皆さん、こんにちは。
2月22日「ロゴストン大顕現祭」の
当日、皆様にお受け取りいただく
「最小で、最大の効果を発揮する」
静止エネルギー。
その全容は、顕現祭の舞台となる
祝殿という鏡に映し出すことによって
見えてまいります。
祝殿特集第二弾となる今回は、
祝殿の構造に込められた
【結界】
についてのお話です。
「この形に、そんな意味が
込められていたの!?」
と、驚かれること請け合いです。
前回の第一弾を
ご覧になっていない方は
まずこちらからお読みいただけますと、
今号の記事によって
より深い “ムスビ” が起こる
ことと思います。
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かつて白川邸内にあった
「祝部殿」とは?
~畳の上に、すべてがある~
https://lhcn.li/t/61fbacc5285fb8001d93e638
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結界の「結」が結ぶもの
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神社を囲む柵
鳥居、しめ縄・・
これらが神域との境目を示す
「結界」としてはたらくことは、
なんとなくご存知ですよね。
でもそれは、
ただの “境目” ではないのです。
・常世(とこよ)
=永久に変わることのない神域
・現世(うつしよ)
=私たちが現実として
認識している世界
この二つの世「界」を「結」ぶ
働きを、本来「結界」と呼びます。
それは、俗なる領域との
境界線でありながら、
同時にその境界を
あいまいにするもの。
つまり、結界は
神々の世界との「結び」のシンボルであり、
その世界と自由に行き来できることを
示しているのです。
「え?自由に行き来ができちゃうと
魔も入ってきちゃうのでは・・」
と、不安に思われた方も
いらっしゃるかもしれません。
(魔をも神に変えてしまうのが
白川の祓いですが)
そんなごもっともな不安を
解消してくれるのは、
この本来の結界の概念が
祝殿の構造と機能に
見事に落とし込まれた、
山梨大学大学院教授の
井坂健一郎先生のデザインです。
たとえば、こちら。
祝殿の外壁はこのように、
全面が鏡張りになっています。
この鏡によって
建物と周囲の景色との境界線を
あいまいに見せることで、
魔を戸惑わせ、
魔が入らない結界として
はたらくわけです。
さらには、
祝殿に訪れる方々の
「鏡の向こうの世界に
吸い込まれそうになった」
というご感想が象徴するように、
それは異次元の(神の)世界と
行き来する力、
つまりムスビを発揮するもの
でもあるのです。
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「見立て」というムスビの技。
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このように祝殿の全体を形作るのは、
井坂先生が芸術活動において
取り組まれてきた
空間全体を作品として
五感で体験させる、
インスタレーションという表現技法。
なかでも、
日本の文化が古くから得意とする
「見立て」という発想です。
実はこの「見立て」、
私たちも生活の中で
日常的にしていることなのです。
たとえば、空に浮かぶ雲や
日本の形を見て
「龍」に見立てたり、
うどんのつゆに浮かぶ
卵の黄身を
池に映る「月」に見立てて、
“月見うどん” と名付けたり。
このように、一見すると
つながりがないもののように
見えるモノ同士の間に「見立て」
という橋がかかることで、
それが強いリアリティをもって
神の如く立ち現れるわけです。
これもまた、ムスビの技。
祝殿には、外壁面のほかにも
至るところにこのムスビの技に
裏打ちされた結界が息づいています。
一つずつ、ご紹介いたしましょう。
■ 門(鳥居)
聖俗の境界でありながら、
その異なる世界を
自由に行き来することができる門は、
「結界」のはたらきを
最も明らかに示すものです。
神と霊との境界を明確にする
火打ちのごとく、
この門をくぐる者に
神をお迎えする意志を立てることを
無言のうちに促し、それは
内的な結界をも形成するのです。
■ 鏡の角柱
門をくぐると一際目を引く
鏡面仕上げの角柱もまた、
外壁の鏡とともにゆるやかな
結界として働いています。
角柱の背丈にばらつきがあるのも、
一つの「見立て」。
このばらつきを線で結んでみれば、
うねるようなラインが
見えてくるはず。
そう、これは甲府盆地を囲む
里山の山並み、あるいは北アルプスの
稜線の「見立て」なのです。
■ 榊の生け垣
この鏡の角柱のさらに一周り外側には、
三百本ほどの榊からなる生け垣が
結界の役目を担っています。
「木」の横に「神」と書く榊は、
申し上げるまでもなく
神事にゆかりの深い常緑の植物。
七澤賢治に白川の高等神事を授けた
高濱浩氏は、お祭りをするにあたって
京都から大きな榊を3つ束ねて、
新幹線で甲府まで乗り継いで持って
来てくださったといいます。
こうした想いや記憶とともに
神をお迎えするうえで大切な榊によって、
須佐之男命(スサノオ)が歌に詠んだ
「八重垣(やえがき)」のように
幾重にも結界が張られているのです。
■ 光の結界
天窓の周囲に設置された
レーザー光の照射装置は、
八本の光の柱を
作り出すためのもの。
言霊八父韻ともいえる
この光の柱は、
外周に配置した鏡の角柱とも通ずる
光の柱による結界なのです。
■ 枯山水
祝殿の床下は、
白川の宮中祭祀において
特別な意味をもつ水を見立てた
「枯山水」をたたえています。
この水に込められているのは、
「富士の火防」。
富士山周辺の地盤は、
琵琶湖ほどの大量の水を含みます。
万が一噴火が起きたときに
それらの水に働いてもらえるように。
この枯山水は、
富士山の土壌にしっかり水を
とどめてもらうという意味が
込められているのです。
建物そのものが、
富士山の形を模した祝殿。
その床下に佇む枯山水には、
前回お伝えした祝殿建立の目的である
「日本をお守りする」
という確かな意志が流れているのです。
■ 壁絵
祝殿室内の、鏡面仕上げの外壁とは
対称的な静けさをたたえる
真っ白な塗り壁。
ここには、
西に北岳を含む南アルプス連峰、
北に八ヶ岳と金峰山、
そして南に富士山とその外輪山という
甲府盆地を囲む標高3000m級の山々が
壁絵のようにして描かれており、
それは実際の山々の方角とも一致し
対称性通信しています。
神社を取り囲む鎮守の森や、
山や海、川や岩、木といった自然が
結界の働きをしていた古代日本。
この静かな白い壁に、私たちは
そんな日本の結界の “原点” を
見ることができるのです。
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祝殿をつくる
結界とムスビの数々、
いかがでしたでしょうか。
「神聖な空間」
「ゼロポイント・フィールド」
「幾重にもわたる結界によって
守られた場所」
祝殿を訪れたことのある方は、
皆様なりのイメージを
持たれているかもしれません。
これまでの祝殿特集を
お読みいただいたことで、
そのイメージをさらに大きく広げて
いただけるようでしたら、
本記事作成者として
冥利に尽きます。
祝殿とは、
この場所を訪れる者だけに
特別な感覚や印象を抱かせる
場として在るのではなく、
一人ひとりが神をお迎えして生きる
平安清明な世界の到来を祈り、
この祈りのもと
幾重もの結界の「結」によって
神々の世界へと人類をいざない
祝殿をぐるりと囲む
四方の鏡に映った甲府の青空とつながる
同じ空の下に住む皆様を、
お守りしている場所なのです。
ゆえに、
この祝殿がインターネットで
網の目のようにして各ご家庭と
結ばれたことは必然であり、
それは、祝殿がその本来の姿を
顕わにした瞬間でもありました。
次回、祝殿特集の最終回では、
「祝殿のテクノロジーと電子祝殿」
についてお届けいたします。
2/22のロゴストン大顕現祭で
ご参加の皆様お一人おひとりに
【静止エネルギー】をお受け取り
いただくことにつながるお話です。
どうぞ、お楽しみに!!
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